驟雨 突然の雨に打たれても

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zoom RSS 興福寺中金堂 再建工事現場公開

<<   作成日時 : 2015/04/19 11:17   >>

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1週間ほど前、思い立って再建が進む奈良・興福寺中金堂の工事現場を見学して来ました。完成後は見上げることになる組み物や屋根瓦などを間近に見ることができる上、国宝である東金堂や五重塔、北円堂、そして南円堂を上から眺めることのできる最初で最後の機会であり、貴重な経験になりました。

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案内に従って、3階に上がると、金色に輝く鴟尾の乗った大屋根が目の前に現れます。圧倒されるほどの甍の波を目にしつつ、これらの瓦の中に数年前に僕が寄進した一枚の瓦も含まれていると思うと、妙に感慨深いものがありました。昨年見学した正倉院の工事現場の大屋根は歴史の重みを感じたのですが、戦災や火災で7度も消失したという中金堂の復興事業という、新たに歴史を受け継いでいくということに身が引き締まる思いに包まれたのでした。

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階を降りると、朱に塗られた組み物が間近に見ることができます。現代建築とは異なる寺院建築、脈々と継承されてきた建築技法の見事さとともに宮大工さんたちのご苦労を思いました。そして、1階に降りると金堂内部の様子を目にすることができます。須弥壇に仮金堂から本尊である釈迦如来坐像を据え、脇侍仏を従え、四天王立像がご本尊をお守りすることになるのでしょうが、それらのお姿を心の目で見るのも楽しいことでした。

それにしても、この大きな建築物を支えているという36本の欅の柱の大きさには圧倒されてしまいます。聞くところによれば、カメルーンから取り寄せたということですが、減少しつつある国内の森林資源のことを考えると、山を切り開いて開発を重ねてきた現代社会に対する警鐘であるようにも思いました。

落慶まで3年。回廊を巡らせた中金堂は、奈良では東大寺大仏殿に次ぐ巨大木造建築となるそうですが、落慶のあかつきには必ず参拝したいと強く思いました。

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