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zoom RSS 誰のための景気回復なのか・・・8月20日朝日新聞「経済気象台」

<<   作成日時 : 2015/08/27 20:21   >>

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「誰の誰による誰のための景気回復だったのかが問われる日はそう遠くない。」と結んでいたのは、8月20日朝日新聞のコラム「経済気象台」でした。確かに政府や関係機関が発表する経済指標は、緩やかな景気回復局面にあるかのように見えます。しかし、実体経済、特に地方や中小企業の現実を考えると果たしてそうなのでしょうか。

このコラムの筆者が述べているように、株高で利益を得た人はいるでしょうし、ボーナスが増えた正社員も少なくないでしょう。「雇用増加の中心も今なお非正規労働者であり、円安などで生活用品価格の上昇で多くの家計は消費を抑制している」という現状から、「景気回復はごく一部にとどまり、国民の多くには回復の果実が及んでいないという事実であろう」と述べる筆者の言には説得力があります。

僕は地方の中小企業の経営者に接する機会が多いのですが、業況を楽観視している方はごく少数です。もちろん、中には毎年のように利益を計上している会社がありますが、優勝劣敗が鮮やかなコントラストを描いています。多くの中小企業は社員に対するボーナスどころか、経営者自らの給料を抑制して何とか凌いでいるといった状況にあります。金融円滑化法打ち切りの後の施策で、条件変更という名のもとの返済猶予で辛うじて延命を図っている中小企業の数は中々減少していないようです。

日銀のなりふり構わない金融緩和で株高と円安を誘導する政策は、結局のところ恩恵を受けたのは資本力のある大企業で、好調と思われる経済指標の上滑り感が否めません。しかも、ここに来ての中国経済の減速と株安で、経済学者ではない僕でも景気の先行きに大きな不安があることは判ります。いわゆるアベノミクスが破綻に向かっていると思うのは考え過ぎでしょうか。

一億総中流と呼ばれ、分厚い中間層が社会を支えていた時代を懐かしむわけではないのですが、静かに進行している格差の広がりと最近とみに息苦しさを感じる時代の空気に心は重く塞がっているかのようです。

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