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zoom RSS かくれ里・・・平安の秘仏〜櫟野寺の大観音とみほとけたち

<<   作成日時 : 2016/09/15 19:46   >>

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かの白洲正子さんがその著書の中で、街道から少し離れた真空地帯のようなところを「かくれ里」と呼んだそうですが、滋賀県甲賀市にあるという天台宗の古刹、櫟野寺。かく申す僕もそこに20体もの重要文化財に指定されている仏像があることはもちろんのこと、その古刹の名さえも知りませんでした。

東京国立博物館で開催されている「平安の秘仏」と冠せられた特別展に行って来ました。入場すると間もなく、秘仏であるご本尊十一面観音菩薩像が鎮座しています。

3mを超える像(台座を入れると5mを超えます)の高さもさりながら、その彩色の美しさに目が奪われます。正面から、右から、左から、そしてぐるりと回って後ろからと、360度から拝観できるのは、展覧会ならではのものです。通常は厨子の奥にまつられているそうですので、こうしてあらゆる角度から鑑賞できる機会は今後ないかもしれません。

彩色は、図録の解説によると、昭和45年の解体修理の際に、彩色の剥落止めを施し、体部の補彩を除去して新たに漆箔し、違和感がないように古くみせて仕上げたそうです。それでも、光背と合わせ金色に輝くその美しさと、微かに笑みを浮かべたような表情には引き寄せられてしまいます。

とかく奈良や京都に目がいきがちですが、こうして正にかくれ里と呼ばれるように、人を引き付ける仏像群があることに、今更ながら驚きます。20体の展示ですので、比較的ゆっくりと、そしてじっくりと鑑賞が可能で、穏やかな時間を過ごしました。

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