U17日本代表の躍動・・・欧州王者ロシアを破る

中東UAEでU17ワールドカップが開幕しました。この年代を指揮するには定評のある吉武博文監督に率いられた1996年生まれを中心として96ジャパンと呼ばれる若い彼らは、グループリーグ初戦で堅いディフェンスでヨーロッパを制したロシアに挑みました。 この日の彼らの姿は、ここにきて監督と選手、選手同士の意識のずれが顕著になって、チームがバ…

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失望の秋・・・選手たちのコメントから読み解くベラルーシ戦

「このピッチの上、円陣を組んで、今、散った日本代表は、私たちにとっては『彼ら』ではありません。これは、私たちそのものです。」 1997年11月、ジョホールバル。日本代表は、翌年フランスで開催されるW杯に史上初めての出場を目指しイラン代表との決定戦に臨んでいました。この試合を実況したNHKの山本アナウンサーの名言です。 ヨーロッパ…

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悲しいコメント・・・日本代表、セルビア代表に完敗

チームは完全に停滞してしまった、と感じたのは僕だけではないでしょう。しかも、試合後に監督が今回も決定力の差が出てしまったというようなニュアンスで発言した後に、「ただセルビアに対して、これだけの内容で戦えたことに関してはポジティブにとらえている。彼らは欧州では強豪チームに入るし、クオリティーに溢れ、フィジカルと技術に優れた選手がいる相手に…

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クリストファー ロイド氏 「137億年の物語・・ 宇宙が始まってから今日までの全歴史」

通常の本と呼ぶには大きすぎて、どちらかというと絵本のサイズに近く、何だか子どもっぽい本だなあ・・と、書店の店頭に並べられているのを見た第一印象。それでも、その本の帯に書かれた「理系と文型が出会った初めての歴史書」の扇情的な言葉に、遠い受験時代の世界史好きの虫が疼いて、買い求めたのが本書でした。 購入後、しばらくは放って置いていたの…

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柏レイソル 遂に力尽く・・・ACL日本勢敗退に思う

2戦合計1対8・・・。惨敗の文字が躍ってもやむを得ない完敗を示すスコアでした。ACL準決勝セカンドレグ、日本勢で唯一勝ち残っていた柏レイソルは、ホームでアウェイゴール4つを与え、蜘蛛の糸を手繰るような状況の中で、アウェイで広州恒大に挑みましたが、再び4失点を喫し、決勝進出はなりませんでした。2戦通じてポイントとなったのは、リードして迎え…

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宮城谷昌光さん 「三国志」完結

馴れ親しんだはずの三国志とは明らかに異なる導入部分、それは本当にこれが「三国志」と思いたくなるものでした。それこそが、僕の手元にある平成16年10月15日初版の宮城谷昌光さんの「三国志」第一巻です。続巻が刊行されるたびに買い込んで、全巻完結してから一気に読もうと思っていました。 以来、9年の歳月を要し、先月、第十二巻が刊行されて遂…

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ACL準決勝1stレグ 柏レイソル 過密日程に泣く

アジア王者を目指している柏レイソルの9月半ばからのスケジュールです。13日Jリーグ(柏)、18日ACL準々決勝(サウジアラビア)、22日Jリーグ(大阪)、25日ACL準決勝(柏)、28日Jリーグ(柏)、10月2日ACL準決勝(中国)。20日間で6試合、中4日、中3日、中2日、中2日、中3日。過密日程を超えた殺人的なスケジュールと言えるで…

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「ものを書くと、人は謙虚になる」・・・・9月22日「天声人語」から思いだしたこと

9月22日、本日の朝日新聞「天声人語」は、初秋は手紙を書く気にさせるとしつつ、「メールの一斉送信では、懐かしさの情も中ぐらいになる。」と、結んでいます。 万葉集から桜井王の「九月(ながつき)のその初雁の使ひにも思ふ心は聞こえ来ぬかも」を引用して、その「雁の使い」とは、遠く漢の武帝の時代に匈奴に囚われの身となった蘇武の故事に由来する…

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ACL 柏レイソル ベスト4進出

気温36度、湿度8%。国際試合では、目にすることも稀な前後半半ばの飲水タイム。ACL準々決勝セカンドレグ。Jリーグ勢で唯一勝ち残っていた柏レイソルが過酷な条件のアウェーで、アル・シャバブと対戦しました。 既にホームでアウェーゴールを許して引き分けてしまった柏は、エース、レアンドロ・ドミンゲス選手を欠いた中で、点を取ることがベスト4…

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興福寺仏頭の微笑み

「この白鳳仏頭を拝して、最も印象的なのはおそらくそのすずやかな眼元であろう。その仏眼にわが意識を注げば、もはや躯体の失われていることも忘れるほどである。(中略)こうした仏眼を、私たちにいっそう強く印象づけるために、落雷をこれ幸いに、身体を自ら溶かしてしまわれたのではないか、と思わずにおれないのではないか。」(多川俊英興福寺貫主) …

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日本代表、ガーナに勝利するもモヤモヤは続く

日本代表の9月シリーズ、6日のグアテマラ戦は相手のランキングから考えても、これまでのチームのコンセプトをチェックするための試合でした。そして、昨夜のガーナ戦こそコンフェデ杯以降ズタズタにされたチームディフェンスの再構築に向けて真価が問われるはずでした。 しかし、残念なことに2日前にW杯アフリカ予選を戦ったばかりのガーナ代表は、主力…

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宮崎駿監督の引退・・・9月3日の朝刊コラム

9月3日の朝刊コラムは、およそ半年ぶりに朝日、日経、讀賣3紙のいずれもが同じテーマ・・・宮崎駿監督の引退のニュース・・・を取り上げていました。異なる視点からのアプローチの仕方に、それぞれの書き手の思いが伝わって、興味深く読んだのでした。 朝日「天声人語」は、故司馬遼太郎や長嶋茂雄監督の言葉を引用して、道を究めた当人しかわからないこ…

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ミケル・エチャリ氏 小宮良之氏による「日本サッカースカウティング127選手」

「2013年に入ってからは、目に見えてチームのプレーリズムが悪い。『世界を相手にすれば脆さをさらけ出す』私はそう評価していた。案の定、コンフェデレーションズカップではブラジル戦のプレーは大きく評価を下げ、イタリア戦は美しさを感じさせたものの敗れ、メキシコ戦では悲観でも楽観を突き付けられることになった。」 至極冷静かつ適切な分析です…

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ルーヴル美術館展・・地中海をめぐる四千年のものがたり

エジプト、オリエント、ギリシア、ヘレニズム、カルタゴ、ローマ、十字軍、レコンキスタ、オスマン帝国、そしてルネサンスから啓蒙主義・・・・。夏休みも残すところ3日となった昨日、ローマ時代には、ローマの湖とも称された地中海沿岸で花開いた文化というコンセプトで開催されているルーヴル美術館展に行ってきました。 遠い大学受験時代の世界史を思い…

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船戸与一さん「新・雨月  戊辰戦役朧夜話」

心待ちにしている著者の「満州国演義」第8巻の刊行は、いつになるのでしょうか。ジリジリした思いでいる時に著者の「新・雨月  戊辰戦役朧夜話」を読んでみました。折しもNHK大河ドラマ「八重の桜」は、会津鶴ヶ城が落城し、舞台は京都に移ったところです。 一般的な歴史観は、どうしても勝者側から見たものにならざるを得ません。当然、幕末から明治…

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文藝春秋9月号「日本代表 内田篤人 ドイツで気付いた素晴らしい日本」

日本代表のSB、ドイツブンデスリーガで4シーズン目を迎えた内田選手が、スポーツライター佐藤俊さんの構成により文藝春秋に取り上げられています。サッカー専門誌ならいざ知らず、文藝春秋というところが、まずもっての驚きでした。 彼はその甘いマスクで若い女性たちに人気がありますが、比較的自己主張をする選手が目立つ日本代表の選手たちの中にあっ…

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まるでザル 日本代表とザッケローニ監督に失望・・・ウルグアイ戦

真夏の夜の悪夢とでも言えばいいのでしょうか。アバウトなフィードとも思われる縦パス一本によって、裏を取られ簡単に入れ替って背走するセンターバック。それは、ヨルダン戦で見たシーンに重なりました。ホームにウルグアイ代表を迎えた日本代表があっけなく先制を許した場面でした。 後半に失った3点目も時間帯は最悪で、まるでコンフェデレーションズカ…

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さだまさしさん 小説「風に立つライオン」

繊細な感受性を美しい日本語で詩に詫して、それを歌という形で表現する、さだまさしさん。時には、それを文章にして小説という形にして言葉で表現することもあり、また、軽妙なトークで人々の笑いを誘い、心を温かくさせることもあり、彼の本当の姿はどれなのでしょうと、考えてみたくなってしまいます。何ゆえ、神様はこれほど多くの才能を一人の人間に与え賜った…

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さだまさしさん 4000回記念コンサート

4000回、気の遠くなるような数を積み上げてきたさだまさしさんのコンサート。その記念コンサートに行ってきました。武道館で聴く彼のコンサートは、3333回記念コンサート以来です。しかも、フジテレビNEXTで生中継をするということで、どのようなコンサートになるのか期待していました。 しかし、40周年記念のさいたまアリーナの「さだまつり…

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村瀬秀信さん「4522敗の記憶・・・ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史」

何と悲しいタイトルなのでしょう。リーグ優勝わずか2回、1960年の初優勝から次の優勝まで38年の年月を要し、感動の1998年の優勝からも既に15年が経過しています。これでは、60有余年の球団の歴史に刻んだ4522という敗戦の数は、当然かもしれません。 タイトル自体は悲しくても、オールドファンにとっては、懐かしい名前が出てきて、何だ…

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さだまさしさん「転宅」と「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」・・・NHKドラマ「かすてぃら」から

さだまさしさんの自伝的小説とされる「かすてぃら」を原作とするNHKテレビドラマ「かすてぃら」が始まりました。昨今の潮流となっている古き良き昭和を時代背景とするこのドラマは、必ずしも原作に忠実とは言えないようですが、彼の生い立ちをなぞるという意味では興味深く、今後の展開が楽しみです。 第1話は、1976年に発表された彼の歌、「転宅」…

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「天晴」・・・さだまさしさんのベストアルバムを聴きました

「常連さん達のお薦めメニュー」と、ライナーノートと呼ぶべきかどうか判断に迷うところの歌詞集の冒頭に記された言葉が、このアルバムを物語っています。いわゆるベスト盤が入門書的な意味合いが強いとすれば、このアルバム「天晴」はそれとは趣きを異にするのは当然かもしれません。 3枚のCDを「こころ」、「とき」、「いのち」と名付けた構成は、正に…

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監督の限界・・・日本のコンフェデ杯終わる

既に誰もが知っているように、コンフェデレーションズカップでの日本代表は、優勝を宣言していた一部選手がいたにもかかわらず、3連敗という無残な結果に終わりました。欧州を舞台にする選手が増えてきたことで、僕たちもある種の期待感を持っていただけに、無念さを禁じ得ません。 善戦、惜敗という言葉に甘んじていては、永久に彼らとの差は埋まらない事…

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より高みを目指して・・・日本代表、イタリアに打ち合いの末散る

一言で表すのならば、ゲームには勝ったけれども、勝負には敗れた・・・と、するのが最もふさわしい試合でした。それが、コンフェデ杯のイタリア戦でした。結局は、僕たちの日本代表は独り相撲でゲームを盛り上げて、敗れ去った感が否めません。ブラジル相手には、腰が引けて自ら勝負を避けたようなゲームをしてしまいましたが、この日の日本代表は働き蜂のように精…

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日本代表に降り注ぐ絶望の涙雨・・・コンフェデ杯 なすすべもなくブラジルに屈す

試合終了前から降り出した雨が、うつろな目でうなだれる日本代表の肩に降り注ぎます。それは、0対3のスコア以上の絶望的な差を見せつけられた彼らの涙雨でもあるかのようでした。 その光景を見て、思い浮かんだのは2006年6月ドイツW杯ドルトムントのスタジアムで、試合終了後センターサークルで大の字になって立ち上がれなかった中田英寿選手の姿で…

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日本代表 辛うじてイラクを破り、いざブラジルへ

気温34度、強風と埃、アウェーと言っても中立地で気の抜けたようなまばらなスタンド、そして何よりも負けたら終わりの崖っぷちの相手。W杯出場を決めた日本代表は、何とも微妙な状況の中で、最終予選最後のゲームをイラクと戦いました。 出場機会に恵まれない選手たちのテストを兼ねながら、まもなく開幕するコンフェデレーションズカップに臨む前のモチ…

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時の記念日に「時間」を考える

奈良県明日香村の水落遺跡は、斉明6年(660年)、中大兄皇子(後の天智天皇)により造られた、わが国初の水時計である漏刻台の跡です。漏刻台とは、導排水管をめぐらし、一定の速度で水を流すことで時を計る時計を意味し、鐘をつき、時を知らせたそうです。このことを日本書紀は、「斉明6年5月、皇太子初造漏刻、使民知時」と記しています。今日6月10日は…

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サイタマの当然・・・日本代表14年W杯出場決定

94年アメリカW杯アジア最終予選のドーハの悲劇、初めて本選出場を決めた98年フランスW杯アジア最終予選のジョホールバルの歓喜。そして、06年ドイツW杯本大会初戦、後半残り10分を切ってからの3失点でオーストラリアに屈した、カイザースラウテルンの屈辱。語り草となる数々のシーンが思い出されました。そう考えてみると、今夜の埼玉スタジアムでの日…

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「世界では戦えない」 日本代表 ブルガリアに屈した不安な夜

94年アメリカW杯得点王で、柏レイソルでもプレーをしたことのあるストイチコフ選手の母国であるブルガリア。その程度のことしかこの国のサッカーについては知識がありませんでした。14年W杯ヨーローッパ予選でイタリアやデンマークと同組となりながら、負けなしで現在2位につけていることも初めて知りました。そして、今晩はFIFAのランキングが当てにな…

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ACL 柏レイソルしたたかにベスト8へ・・・そして、代表の季節へ

22日のACLラウンド16の第2戦、日本勢最後の砦として期待を一身に担う形となった柏は全北現代をホームに迎え、実にしたたかなサッカーを展開して、準々決勝に駒を進めました。 既にアウェイで先勝して圧倒的なアドバンテージを持つ柏に対して、全北が前がかりになって攻めてくるのは明らかでした。それに対して、策士ネルシーニョ監督はサイドバック…

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大崎善生さん 「世界で一番優しい雨」・・日経新聞文化欄から

「パリには世界で一番優しい雨が降る。(中略)今はその優しい雨が、君が眠る土の上に静かに降り注いでくれることを祈るしかない。」 5月19日の日本経済新聞「文化欄」に掲載された作家、大崎善生さんの文章はこう結んでいました。彼が少年のような感性で紡ぎ出す言葉が好きです。フランス人の親友に対するレクイエムのような本文にも、それは如何なく発…

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宮部みゆきさん 「桜ほうさら」

桜ほうさら。何と綺麗な言葉でしょう。「ささらほうさら」に掛けて、著者宮部みゆきさんがタイトルに選んだ言葉です。「ささらほうさら」とは、あれこれいろんなことがあって大変だ、大騒ぎだというときに使う甲州の言葉だそうです。 「模倣犯」をはじめとする推理小説は読みましたが、彼女の時代小説を読むのはこれが初めてです。桜色に彩られた表紙に描か…

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文藝春秋5月号「ヒット曲からメロディーが消えた」・・・作曲家服部克久さんのことば

「なぜ世代を越えて愛される歌が生まれないのか」のサブタイトルを冠せられた文藝春秋5月号の記事に興味を惹かれました。『芸術的価値があり、みんなが知っていて口ずさめる曲が豊かにある時代は「今は昔」になってしまいました。』との指摘に同感したからに他なりません。 論者は、昭和の偉大な作曲家、服部良一さんの子にして同じ音楽家としての道を歩ん…

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憲法改正を考える・・・古い教科書と憲法記念日に

憲法学者であった故佐藤功先生の「日本国憲法概説」を書棚から取り出してきました。当時上智大学の教授であった先生が講師として僕の大学で持った講座は、先生の独特の語り口とその説得力で人気があり、階段教室はいつも学生で満杯だった記憶があります。授業の教科書として使った先生のこの著書の余白には僕の書き込みと重要と思われるところには赤鉛筆で線が引か…

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ACLの衝撃・・・柏を除く3チームの敗退

アジアチャンピオンズリーグ予選ラウンドが終了しました。日本勢は柏レイソルが無敗で通過しましたが、広島、仙台、浦和の3チームは敗退することになりました。そもそも、韓国勢や中国勢のいずれも2チームが突破していることを考えると、残念な結果と悲観する以上にJリーグの惨敗と捉える必要があるでしょう。ことに、今年はリーグを挙げて出場チームを支援する…

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DeNAベイスターズ 希望は早くも失望に・・・

3連勝して5割に到達して淡い期待を抱かせたベイスターズでしたが、9連戦に入ってからというもの、ジャイアンツに3タテを食らって、ボロ雑巾のように酷い負け方を続けています。今日はスワローズに何とか逆転勝ちをして、とりあえず定位置と蔑まれる最下位を脱しましたが、このところの投手陣の完全崩壊を考えると、先行きは相当厳しいものがあります。 …

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DeNAベイスターズは変わったのか・・・大洋時代からのオールドファンの思い

初回の1点を追いつかれての延長10回サヨナラ勝ち、2戦目は2点を追いかけて終盤での逆転勝ち、そして今日は、3点差を追いつかれて延長にもつれ込んだ挙句の若い捕手の快打でのサヨナラ勝ち。横浜DeNAベイスターズは、昨年大きく負け越した中日相手に連日痺れるようなゲームを制し3連勝して、20試合目にして10勝到達、そして5割をキープすることにな…

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半藤一利さん 「日露戦争史第2巻」

時代は正に「坂の上の雲」。半藤一利さんの「日露戦争史第2巻」を読み終えました。著者は、この戦争を「世界史の転換期といえる二十世紀冒頭の壮大なイベントの観をなしていた」と表現し、それ以前の戦争とは投入された兵士の数も武器弾薬の大きさも量も、戦場の広大さも、がらりと様相を変えた、とします。 そして、このあとの第一次世界大戦以後の戦争の…

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僕の本棚

・積読状態に陥っているもの 全巻刊行されてから一気に読もうと考えているうちに20冊を超えてしまいました。 宮城谷昌光「三国志」11巻 佐藤賢一「小説フランス革命」10巻 ・書店でページをめくり、面白そうと思って買い溜めたもの これらも、いつの間にか10冊を超えてしまいました。 宮部みゆき「ソロモンの偽証」3巻 天童荒太…

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この国で暮らす

月が変わり、年度が変わり、荒れ模様の天候が続いても、春は確実に歩みを進めています。梅の後を追うようにして開花した桜も今や葉桜となり、木々は若葉が芽吹きだしています。そんな春の風を感じる暇もないほど忙しくて、本のページをめくることすらできない日々が続いていました。 4月を目前にしての北海道行きから始まったこの10日余りは、1…

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勝たなければならなかったゲーム・・・アジア最終予選 日本代表、ヨルダンに屈す

時間の経過とともに、悔しさがこみ上げてきました。ゲームが終わった直後はこれがアウェーでの最終予選の恐ろしさ、ランキングだけでは計り知れないサッカーというスポーツの持つ醍醐味であると理性的に受け止めたはずなのですが・・・。 彼我の実力差を考えれば、どのように考えても負けてはならないゲームでした。少なくとも多くの選手がヨーロッパでプレ…

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日本代表 カナダ戦を終えて、いざヨルダンへ

テレビの画面は、前半終了後、ロッカールームへ引き上げる香川選手の険しい顔を映し出していました。それこそが、チーム全体のこの日のゲームの難しさと微かな苛立ちの象徴であるかのようでした。 2014ブラジルW杯出場決定に王手をかけて、3日後にヨルダン戦を控えた日本代表は、合宿地ドーハでカナダを相手にテストマッチに臨みました。本田、長友両選手…

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阿刀田高さん「源氏物語を知っていますか」

「あなたの代わりに五十四帖を読みました。」本の帯に大きな文字で記されたこの言葉こそ、この本を一言で表現しています。千年経っても色褪せない、世界最古の小説「源氏物語」。寂聴さんや大塚ひかりさん、最近では林真理子さんの手になるものを読んできましたが、この本一冊でおおよそのあらすじがわかってしまいます。 とにかく、著者の第三者的な視点か…

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「加賀乙彦自伝」・・久しぶりに本を読みました

「読者から加賀乙彦は、あんなに奇妙な男であったのかという質問が絶えなかったので、小説と自伝とは、全く違った態度と方法で書かれたものだと、はっきり言明しておきたい。」(本書「あとがき」から) 大河小説「雲の都」を書き終えた加賀乙彦さん。最新刊は、タイトルもそのもの「加賀乙彦自伝」です。この数週間、仕事に追われ続けて本を開く心のゆとり…

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震災から2年の夜に思う

立っていることができないほどの突然の激しい揺れ。そして、その数十分後にテレビの画面に映し出された東北沿岸部に襲いかかる巨大な津波に足がすくむような思いになりました。その後の福島原発のメルトダウンで、多くの方が今も故郷へ戻ることができない状況が続いています。あの震災から、今日で早2年が経ちました。 当たり前のように使っていた電気や水…

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「旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 吾が子はぐくめ 天の鶴群(あめのたづむら)」・・今朝の編集手帳

旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 吾が子はぐくめ 天の鶴群(あめのたづむら)」 万葉集に収められたこの歌の作者は遣唐使の母としか伝わっていないそうです。鶴よ、私の子が凍えぬように、翼で包んでおくれ・・という意味だそうです。(3月5日付讀賣新聞「編集手帳」から) 今朝の朝刊は、「編集手帳」のみならず、朝日「天声人語」、日経「春秋」い…

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仰げば尊し

母校である高校に卒業式に出席する機会を得ました。自分自身が卒業してから既に40年近く過ぎ、父親として出席してからでもほぼ10年が過ぎて、まったく別な立場で出席する卒業式は初めてでした。 校旗入場、そして校歌斉唱から始まる式は、自分が高校時代と変わることなく懐かしく思いましたが、一面では、時代が変わっても変えてはならないものの大切さ…

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MISIA 命の歌つなぐ旅・・・セネガル

幅広い音域で圧倒的な歌唱力を誇り、つい先頃デビュー15周年を飾るベストアルバムを発売した女性シンガーのMISIAさん。彼女が全身から絞り出すように歌い上げるバラードに魅せられてきました。その彼女には、アフリカへの支援活動を続けているという、別な側面があります。 2月25日、NHKワールドプレミアムは、異常気象に起因する水害に苦しむ…

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今年も先行きが厳しい・・・ACL開幕

年を経るにつれて厳しさを増しているアジアチャンピオンズリーグが開幕しました。この2日間で初戦を終えた日本勢4チームの中で勝点3を確保したのは、わずかに柏レイソル1チームでした。 ホームで開幕を迎えた昨年のJリーグチャンピオン広島は、ウズベキスタンのプニョドコルのしたたかさに2点を失い、あえなく初戦を落としました。特に、前半終了直前…

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梅一輪 一輪ほどの暖かさ

「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」と江戸時代の俳人、服部嵐雪は詠みましたが、弥生が間近というのに日本列島は最大級の寒波に震えています。青森県の5メートルを超す積雪に雪国の人たちの苦労は、はかり知れません。 わが家のしだれ梅もようやく一輪、冷たい風の中でつぼみをほころばせました。暖かさを感じるというところには至っていませんが、ど…

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