テーマ:博物館

三国志展で感じたこと

中国の2世紀末、後漢末からの三国鼎立の時代。さまざまな英雄たちが登場する三国志の世界は、日本でも小説を通しておなじみの時代です。 かく申す僕も学生時代に吉川英治さんの小説を読み、その後も北方謙三さんや宮城谷昌光さんの小説も読破しました。いわゆる大河小説というべく何巻にも渡る小説ですが、血沸き肉躍るという思いにその長さを全く…
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東寺 空海と仏像曼荼羅

東京国立博物館で3月26日から開幕する「東寺 空海と仏像曼荼羅」展の内覧会に行って来ました。桜が開花したこの時期に上野公園に足を運び、幾度となく訪れ拝観した仏像群がどのように展示されるのだろうかという興味に心は踊ります。 開会セレモニーを終えて、いざ会場へ。入り口付近から渋滞となっている状況を抜け出して、立体曼荼羅を目指し…
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「名作誕生・・つながる日本美術」

今日13日から東京国立博物館で、「名作誕生・・つながる日本美術」特別展が開幕しました。これに先立つ12日午後6時から開催された内覧会に行って来ました。 この展覧会は、日本・東洋美術研究誌「國華」の創刊130周年を記念してのものだそうですが、そもそも「國華」なる研究誌さえ知りませんでした。何でも、明治12年(1889年)1月…
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運慶展開幕・・・運慶の造った仏様たちに会いに上野の森に

京都、奈良の寺社巡りを始めて14年。訪れた数は、100を超えました。仏像の前で合掌し頭を垂れる。それは、何かを祈るのではなく、自分自身と向き合う一瞬です。あるいは、その行為の瞬間に無心となると言っても良いのかもしれません。 仏像に接するとき、宗教的な見地から考える人、美術品として鑑賞の対象にする人、人それぞれです。特別な信仰心や審…
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「臨済禅師1150年・白穏禅師250年遠諱記念 禅・・心をかたちに」

京都・建仁寺、東福寺、南禅寺、妙心寺、天龍寺、大徳寺、相国寺、萬福寺、鎌倉・建長寺、円覚寺など臨済宗・黄檗宗の各本山が所蔵する仏像や絵画、書などを集めた特別展「禅・・心をかたちに」の内覧会に行って来ました。 禅宗といえば、遠い記憶である高校の日本史レベルでは、鎌倉仏教、臨済宗と曹洞宗、その開祖は栄西と道元、これらのことしか思い…
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かくれ里・・・平安の秘仏~櫟野寺の大観音とみほとけたち

かの白洲正子さんがその著書の中で、街道から少し離れた真空地帯のようなところを「かくれ里」と呼んだそうですが、滋賀県甲賀市にあるという天台宗の古刹、櫟野寺。かく申す僕もそこに20体もの重要文化財に指定されている仏像があることはもちろんのこと、その古刹の名さえも知りませんでした。 東京国立博物館で開催されている「平安の秘仏」と冠せ…
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ほほえみの御仏・・・二つの半跏思惟像

「相談する相手は仏像が一番。他言はしないし、黙って聞いてくださる。」と、どなたかが書いているのを読んだことがあります。差し迫った悩みごとはありませんが、この言葉を思い出させるような仏像にお目にかかって来ました。 東京国立博物館で来月10日まで、「ほほえみの御仏」と冠せられた日韓両国の二体の半跏思惟像展が開催されています。日本のもの…
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古代ギリシャ展・・・時空を超えた旅

「すべてのはじまり、神話の国ギリシャ」とのキャッチフレーズのもと、古代ギリシャ展が今日21日から東京国立博物館で開幕します。昨日、その内覧会に行ってきました。 ギリシャ各地から集められた300点を超える遺産は、まさに時空を超える旅そのもののように思いました。紀元前6千年の初期石器時代の男性像から始まる展示は、都市国家アテネ…
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芸術の秋~第67回正倉院展へ

11月3日文化の日。秋たけなわ、爽やかな青空の下まさに芸術の秋と呼ぶにふさわしい季節です。昨年に引き続き正倉院展に行ってきました。 まずは、春日大社萬葉植物園内で行われた雅楽と舞踊を鑑賞して心を奈良時代にスリップさせつつ、春日大社には何度も参拝しているのに訪れたことのなかった園の圧倒的な植物の多さに度肝を抜かれました。その…
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「始皇帝と大兵馬俑」展の開会式

東京国立博物館において「始皇帝と大兵馬俑」展が明日10月27日に開幕するのですが、それに先駆ける機会を得てその開会式と内覧会に行ってきました。NHKの女性アナウンサーの司会で行われた開会式では、館長の挨拶に始まり、中国陝西省文物局次長、そして後援する中国大使館臨時大使の挨拶が行われました。中国関係者の挨拶は日本語通訳の言葉で聞いたのです…
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第66回正倉院展の鑑賞

昨12日、今年の正倉院展が幕を閉じました。そして、僕自身は初めてその正倉院展を訪れることができました。 何よりも本年2月、正倉院建物の修理工事現場見学会に当選し、瓦の葺き替えや校倉造りの外壁を目の前で見ることができ、1300年もの長い間、宝物を保管し現代に伝える、いわば器としての建物に圧倒されたものでした。 さて、京…
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美しさに打たれる・・・・・日本国宝展開幕

正倉院所蔵の宝物を東京で観覧することができる幸福感。背面に東大寺との刻銘された楓蘇芳染めの螺鈿の琵琶。思わずため息が出るような、言葉では言い表せない美しさに打たれました。 また、明治時代に東大寺大仏殿から発見された鎮壇具で、2010年に調査の結果、「国家珍宝帳」に記された宝物で除物とされ行方不明となっている「陽宝の剣」、「陰宝の剣…
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時空を超えて・・・「神品至宝 台北國立故宮博物院」展

6月24日から開幕した台北國立故宮博物院展へ行って来ました。僕が訪れたのは2日目の6月25日。翌26、27の両日、NHKスペシャルで特集が放送される直前だったことや、平日夕方という時間帯だったこともあり、大きな混雑に巻き込まれることなく、展示品を堪能することができました。 この展覧会の目玉の第一は、門外不出といわれる翡翠から彫り上…
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吉祥天の微笑・・・「法隆寺-祈りとかたち」

東京芸術大学美術館で開催中の「法隆寺-祈りとかたち」展に行ってきました。午後からの仕事の前にと早めに上京し、開館と同時に入ったのですが、シルバー世代と思しき多くの来館者に驚きを禁じ得ませんでした。やはり昨今の仏像ブームともいえるであろう風潮と、現役を退いて時間的に余裕のある人々の多さを思わずにいられませんでした。 「東日本大震災復…
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栄西と建仁寺・・・ゴールデンウィークの東京国立博物館(2)

4月30日キトラ壁画鑑賞後、平成館に向い、栄西禅師800年遠忌と冠せられた「栄西と建仁寺」展に足を運び、キトラ展の混雑ぶりが嘘のようなゆったりとした時間を過ごしました。それは7世紀代のキトラ古墳の歴史の重みとは別の、全国各地から集められた「栄西禅師、建仁寺」に関する180点にも及ぶ展示物の充実ぶりに圧倒されたからでもありました。 …
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キトラ古墳壁画・・・ゴールデンウィークの東京国立博物館(1)

4月30日、ゴールデンウィークの谷間の平日、そして雨、しかも大雨になるとの予報。この条件であるならば、入場制限もなく観賞できるものと思い、午後からの都内での仕事の前にと9時過ぎに上野の森に。 ところが、信号の向こうの正門前には、開館を待つ人の列が見えているではありませんか。幸いにチケットは森の入口で買い求めましたので、チケット売り…
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興福寺仏頭の微笑み

「この白鳳仏頭を拝して、最も印象的なのはおそらくそのすずやかな眼元であろう。その仏眼にわが意識を注げば、もはや躯体の失われていることも忘れるほどである。(中略)こうした仏眼を、私たちにいっそう強く印象づけるために、落雷をこれ幸いに、身体を自ら溶かしてしまわれたのではないか、と思わずにおれないのではないか。」(多川俊英興福寺貫主) …
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ルーヴル美術館展・・地中海をめぐる四千年のものがたり

エジプト、オリエント、ギリシア、ヘレニズム、カルタゴ、ローマ、十字軍、レコンキスタ、オスマン帝国、そしてルネサンスから啓蒙主義・・・・。夏休みも残すところ3日となった昨日、ローマ時代には、ローマの湖とも称された地中海沿岸で花開いた文化というコンセプトで開催されているルーヴル美術館展に行ってきました。 遠い大学受験時代の世界史を思い…
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中国王朝の至宝展・・・日中国交正常化40周年記念

夏、殷、西周、春秋戦国、秦、漢、三国、晋、五胡十六国、南北朝、隋、唐、遼、そして北宋、南宋・・・、中国王朝の変遷です。その時代に生きていたわけでもないのに、中国人でもないのに、何だかとても懐かしい思いがします。それは遠い受験勉強の記憶が呼び覚まされたからなのでしょう。 日中国交正常化40周年記念と銘打たれた「中国王朝の至宝展」に行…
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ツタンカーメン展・・・エジプトへの思い

上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展に行ってきました。今を遡ることおよそ三千数百年、エジプト第18王朝時代のものの数々に圧倒された思いがしました。 この展覧会は「ツタンカーメン展」と称していますが、展示品は紀元前1300年代のツタンカーメン治世の物と、それ以前のトトメス1世からアメンヘテブ4世治世の物がそれぞれ半分ずつの…
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「防人の歌」 1980年東大寺昭和大修理落慶法要コンサート

さだまさしさんが昨年10月に行った奈良東大寺での光明皇后御遠忌慶讃奉納コンサートのDVDが届きました。半年前を思い出して十分楽しめたのですが、 それ以上に心を打たれたのは、この30年前の1980年大仏殿昭和大修理落慶法要記念コンサートの映像でした。 30年前ですから彼もまだ20代後半、懐かしい姿に出会った感と同時に、僕自身も時の流…
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光明皇后1250年御遠忌記念「東大寺大仏―天平の至宝―」展覧会

朝からの大荒れの天気となった昨日、それでも昼前には雨も上がって、12月とは思えないほど気温も高くなりました。そんな午後、朝の余韻の強風に煽られ、銀杏の葉が降り注ぐ上野公園内に足を運び、「銀杏散りやまず」とは正にこのことを言うのだろうと考えながら、折から開催されている東大寺展に行ってきました。 展覧会の目玉は、史上初めて東大…
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ポンペイの奇跡

横浜美術館で開催されているポンペイ展に行ってきました。 AD79年、ヴェスヴィオ山の突然の大噴火により、一昼夜にして火山灰と火砕流による堆積物で埋め尽くされた街ポンペイ。今回展示された250点余りの出土物は、最盛期を迎えつつあったローマ帝国の繁栄と古代ローマ人の暮らしぶりを生き生きと甦らせてくれます。そして、ローマ文明とギリシア、古代…
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トリノ・エジプト展~時空を超えて 

トリノエジプト博物館所有の古代エジプト文化の遺産百数十点が海を渡って、東京都美術館に来ています。東京での公開終了間近の2日金曜日夕方5時過ぎに鑑賞してきました。金曜日は特別に開館時間が午後8時までということもあって、おそらく日中とは異なりゆっくりと鑑賞できたように思います。世は仏像ブームだそうで、その影響も多少はあるのでしょう、会場には…
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