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zoom RSS 反知性主義の安保法案に改めて反対

<<   作成日時 : 2015/09/16 20:02   >>

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「すみません、こんなことを言うのは非常に申し訳ないのですが、先ほどから寝ている方が沢山おられるので、もしよろしければお話を聞いていただければと思います。」と切り出したのは、昨日の参議院安保法制特別委員会の中央公聴会でのSEALDsの奥田君でした。

憲法を踏み躙って国のあり方を変えようとする政権の提出した法案を審議する議員たちに、このような悲しい言葉を発せざるを得なかった彼の心中を思うと、いても立ってもいられませんでした。しかし、彼の話はこれらの法案に対する賛成、反対の立場を超えて傾聴すべき言葉に満ち溢れていました。

「私たちはこの国の在り方について、この国の未来について、主体的に一人ひとり、個人として考え、立ち上がっているのです。」と述べた後の話しの中で、それは、「不断の努力なくして、この国の憲法や民主主義、それらが機能しないことを自覚しているからです。」とも述べています。

また、これらの法案の審議についても、昨年の選挙で集団的自衛権は争点ではないと述べた官房長官のコメントを取り上げた上で、この審議の過程で政府は法的安定性に対する説明を途中から放棄したこと、先の答弁を平然と翻す答弁を繰り返していること、11本の法案を2つにまとめて審議する理由の不明確さ、武力行使の拡大と集団的自衛権の行使の容認をこの夏までにしなければならない理由の不明確さに言及し、今国会での可決を諦め廃案にすべしと述べたのでした。

そして、16分にわたり意見を述べた結びの以下の言葉には、胸が打たれました。
「最後に、私からのお願いです。SEALDsの一員ではなく、個人としての、一人の人間としてのお願いです。どうか、どうか政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の『個』であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を持って孤独に思考し、判断し、行動してください。
 みなさんには一人ひとり考える力があります。権利があります。政治家になった動機は人それぞれ様々あるでしょうが、どうか、政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください。
 勇気を振り絞り、ある種、賭けかもしれない、あなたにしかできないその尊い行動を取ってください。日本国憲法はそれを保障し、何より日本国に生きる民、一人ひとり、そして私はそのことを支持します。
 困難な時代にこそ希望があることを信じて、私は自由で民主的な社会を望み、この安全保障関連法案に反対します。」

今日、横浜での地方公聴会を経て、この政権は委員会採決、そして本会議での採決を企てています。それにしても、この政権にすり寄る一部メディア、読売、産経グループには期待しませんが、本来公共放送であるはずのNHKは、一体どうしたのでしょうか。

そして、大政翼賛的な政党に成り下がった自民党や公明党の議員の中には、声を上げる人はいないのでしょうか。中央公聴会の参考人の浜田元最高裁判事が政治家のことを目先の利益を考えるポリティシアンではなく、ステートマンであって欲しいと意見陳述したことに同意します。しかし、いの一番に憲法を順守しなければならないはずの人々が思考停止している状況がこれからも続くと考えると、身の毛がよだちます。

仕事でがんじがらめとなっている自分の状況を恨めしく思いつつ、今夜も国会前の現場にいる方々には改めて敬意を表します。そして、自然発生的に湧き上がってきた人々の思いで現政権が倒されるまで、この数か月間に起こっていることや考えたことを胸に刻みこむことはもちろん、改めてこれらの法案の成立に反対します。

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