三国志展で感じたこと

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中国の2世紀末、後漢末からの三国鼎立の時代。さまざまな英雄たちが登場する三国志の世界は、日本でも小説を通しておなじみの時代です。

かく申す僕も学生時代に吉川英治さんの小説を読み、その後も北方謙三さんや宮城谷昌光さんの小説も読破しました。いわゆる大河小説というべく何巻にも渡る小説ですが、血沸き肉躍るという思いにその長さを全く感じませんでした。挙句の果てには横山光輝さんの漫画まで読んでしまうほど、史実としてわかっていても表現者によって、その都度都度、新鮮に感じるから不思議です。

東京国立博物館で昨日から開幕した「三国志展」。期待を胸に開幕前の8日午後の内覧会に行ってきました。

やはり関心の高さからなのでしょうか、それとも通常よりも多くの招待券が配布されたのでしょうか、いつもの内覧会に比べると来館者が多いようで、第1会場から順に入場するのではなく、係員の指示で第2会場からも入場させるという措置が取られました。内覧会の終了時間を考えると駆け足にならざるを得ないと思いつつ、いざ会場へと進みます。

展覧会そのものの評価は、・・・・・です。

すべての展示物の撮影が許可されるという、初めての経験。図録に勝る写真は撮ることができないと思いますが、やはり三国志展に行ってきた証としてでしょうか、スマホなどで撮影をされる方が多く見受けられました。

横山光輝さんの漫画のシーンやフィギュアというべきなのか曹操をはじめとする人物の人形の展示。およそ東博の特別展とは思えないような展示には、残念ながら興ざめしてしまいました。

それでも、曹操高陵の発掘によって、出土された容器である罐(かん)。僕にとっては、これが一番の驚きでした。
白磁は、従来、6世紀末頃に出現すると考えられてきましたが、これは300年以上さかのぼるわけで、古代史の謎の深さを改めて感じたのでした。

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