10月5日の読売新聞「編集手帳」

「煽動家は教室の演壇に立つべきではない、と教師を戒めたのは、マックス・ウェーバーだ。」との書き出しで始まる10月5日付読売新聞「編集手帳」に違和感を感じました。 その書き手は、続けてマックス・ウェーバーが、自分の政治的見解を学生に押しつけようとするのは、「教師として無責任きわまることだ」と語っているとした上で、教師の政治的発言や集…

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ベイスターズの終戦と監督の辞任

ジェットコースターに乗っているような一年でした。最大貯金11を使い果たしながらも、オールスター前は首位で折り返すことに成功したのですが、よもや後半だけで借金16も作るとは・・・・。今年は10数年ぶりに横浜球場に足を運んでみたいという気持ちになりましたが、後半戦の急降下で叶いませんでした。 中畑監督の辞任が発表されました。混セを演出…

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無力感を感じつつ、それでも考える

この数ヶ月、本当に考えることの多い日々が続きました。これほど多くの岩波書店から出版された書物を読んだのは久しぶりですし、有斐閣の書物を購入したのも学生時代以来です。自民党が変容したことを描いた本もワイマール体制が崩壊したことを分析する本も読みました。 そして、日付をまたいでこの国の形を変える法案が成立する3時間前には、国会前に足を…

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日本の民主主義は死んでしまうのでしょうか

参議院安保法制特別委員会でたった今、強行採決が行われたようです。敢えて行われたようと表現したのは、一体何が行われたのか、さっぱりわからなかったからです。 折からの雨。それは天が泣いているかのようです。今更繰り返すまでもない滅茶苦茶な論理、揺らいだ立法事実はもちろんのこと、明白な憲法違反の法案を論議を尽くすことなく審議を打ち切る手法…

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反知性主義の安保法案に改めて反対

「すみません、こんなことを言うのは非常に申し訳ないのですが、先ほどから寝ている方が沢山おられるので、もしよろしければお話を聞いていただければと思います。」と切り出したのは、昨日の参議院安保法制特別委員会の中央公聴会でのSEALDsの奥田君でした。 憲法を踏み躙って国のあり方を変えようとする政権の提出した法案を審議する議員たちに、こ…

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九月の雨・・・それは暴力的になってしまった

「クルマのワイパー透かして見てた 都会に渦巻くイルミネーション」との歌い出しで始まるのは、1977年に発表された太田裕美さんの「九月の雨」です。 この歌の中で、彼女は次のように歌っています。 「九月の雨は冷たくて 思い出にさえ沁みている」 「九月の雨の静けさが 髪のしずくを震わせる」 「九月の雨は優しくて 涙も洗い流すのよ」…

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ハリルホジッチ監督のコンセプトがわからない・・・日本代表対カンボジア代表

何とも・・・胸躍ることが全くない、魅力のないチームに成り下がってしまったことでしょうか。FIFAランキング180位の相手に対して、香川、本田、岡崎、長谷部、吉田・・・アジアレベルでは千両役者呼べる看板選手を揃えて臨みましたが、記録したゴールは僅か3でした。この日カタール15、UAE10、クウェート9、韓国8とアジアのライバル国がランキン…

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誰のための景気回復なのか・・・8月20日朝日新聞「経済気象台」

「誰の誰による誰のための景気回復だったのかが問われる日はそう遠くない。」と結んでいたのは、8月20日朝日新聞のコラム「経済気象台」でした。確かに政府や関係機関が発表する経済指標は、緩やかな景気回復局面にあるかのように見えます。しかし、実体経済、特に地方や中小企業の現実を考えると果たしてそうなのでしょうか。 このコラムの筆者が述べて…

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国立大学で何が起きているのか・・・6月8日文部科学大臣通知と8月24日読売新聞アンケート結果

「文系学部のある全国の国立大60校のうち、半数近い26校が2016年度以降、文系学部の改廃を計画していることが、各国立大学長を対象にした読売新聞のアンケート調査でわかった。 教員養成系学部を中心に計1300人以上の募集が停止され、定員の一部を新設学部に振り分けるなどの改革が行われる。国立大の文系に再編の波が押し寄せている実態が浮かび上…

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池上彰さんの「新聞ななめ読み」・・・戦後70年の8月に思う

70年目の8月を迎えました。制定過程にさまざまな意見があることは承知していますが、国民の間に定着しているはずの憲法が時の政権によって揺らいでいます。言わずと知れた安倍政権による「平和安全法制」という美名を冠せられた一つの新しい法案と自衛隊法をはじめとする10本の法律改正案です。 憲法学者の大多数が違憲であると見解を表明しているにも…

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横浜終戦か・・・ベイスターズ最大借金7

最早、ここまでなのでしょうか。オールスター明け、1勝8敗でついに借金は7となりました。今季最大11の貯金があったことを考えると、交流戦以降実に18も負け越しているということになります。 しかも、後半戦の負け方が非常に悪すぎます。久保投手が2試合続けてメッタ打ちされたことに象徴されるように先発投手が早い回に失点をしていますし、若い投…

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怒りに震える

やり場のない怒りに震えています。 安倍と同世代の僕たちの世代は、戦争のない時代を生きてきました。 平和と繁栄の時間を過ごしてきました。 今、次の世代が戦争に巻き込まれる可能性の高い法案が成立する公算が高くなりました。 若者たちが・・・・、戦争を経験した自民党の元議員たちが・・・声を上げています。 次の世代に…

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明日の強行採決を前にして

このままでいいはずはない。 本を取り寄せ、焦って、貪るように読んでいる。 「ワイマル共和国・・ヒトラーを出現させたもの」1963年初版、著者:林健太郎(中公新書) 「ヴァイマル憲法とヒトラー・・戦後民主主義からファシズムへ」2015年6月初版、著者:池田浩士(岩波現代新書) 「ヒトラーを支持したドイツ国民」2008年初版…

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「風の軌跡」 さだまさしさんの新しいアルバム

写真家でありエッセイストでもあった故星野道夫さんが、大気は太古の昔からの無数の生き物たちが吐く息を含んでいるので、風こそは、太古からの化石だと、述べているのを思い出しました。改めてその著作を探してみると、「旅をする木」に収められた「はるかな時を超えて」と題せられた短文の中に見つけることができたのでした。その中で、「吐く息とは言葉に置きか…

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なでしこ 高揚感なき決勝進出

これが王者の勝ち方なのでしょう。あるいは、勝利の術を知る者の戦い方と言ってもいいでしょう。幸運なオウンゴールが決勝点になったという表現もできそうですが、僕にはやはり勝つべくして勝ったと思わざるを得ません。 女子W杯準決勝、対戦成績を考えれば決して易しいゲームになるはずもなく寧ろ難しいゲームになりそうな予感もあったイングランド戦でし…

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表現の自由を考える・・・「絶歌」出版と自民党議員の勉強会「文化芸術懇」

今年の6月は憲法を考える月となりました。4日の衆議院憲法調査会での3人の先生方からの安保法制に対する本質的なところでの憲法違反という問題提起のみならず、ここに来て、いわゆる「表現の自由」を巡っての問題が大きくクローズアップされてきました。 一昨日訪れた書店に太田出版から刊行された「絶歌」が平積みされていました。1997年、社会に衝…

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よこはまたそがれ~ベイスターズ急下降

「よこはまたそがれ」と言うと、今から40数年前に五木ひろしさんの大ヒット曲です。この歌を思い出すこと自体、年代が想像されそうですが、ベイスターズの現在の状況は正に黄昏を迎えつつあるようなものとなってきました。 最大11もあった貯金が4となり、セリーグの混戦模様の最大の功労者的な存在になってしまいました。とにかく、四番筒香選手を欠い…

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憲法の視点からあらためて安保法制を考える

「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査する機関です。」とされる衆議院の憲法調査会の存在を知っていた人は少なかったことでしょう。そう申す僕も知らなかった一人です。その調査会に参考人として招かれた憲法学者の皆さんがこぞっ…

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快進撃が続く横浜ベイスターズ

これは夢か幻か・・・と思えるほど横浜ベイスターズの快進撃が続いています。大洋ホエールズ時代からほぼ半世紀、このチームを応援してきた僕にとって、そのほとんどが暗く沈んだ時間を過ごしてきました。それ故、毎日のように「何年ぶり」との言葉が冠せられる慶事があっても、意見を表明することは差し控えてきました。 好事魔多し。ここまで筒香選手とと…

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権力とメディア・・・新聞各紙の社説を読む

今月17日、自民党がテレビ朝日とNHKの経営幹部を呼んで、個別の番組について異例の事情聴取を行ったことが大きく報じられました。新聞各紙もこぞってこの問題を取り上げ、それぞれの社説でその見解を述べていましたが、何やら言い知れぬような思いとともに、自民党の後ろにある政権の、首相の狭量さを感じずにはいられません。 社説の口火を切ったのは…

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興福寺中金堂 再建工事現場公開

1週間ほど前、思い立って再建が進む奈良・興福寺中金堂の工事現場を見学して来ました。完成後は見上げることになる組み物や屋根瓦などを間近に見ることができる上、国宝である東金堂や五重塔、北円堂、そして南円堂を上から眺めることのできる最初で最後の機会であり、貴重な経験になりました。 案内に従って、3階に上がると、金色に輝く鴟尾の乗…

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「玉ねぎの皮をむきながら」・・・4月15日の朝刊コラム

4月15日の朝刊コラムは、朝日、読売、日経3紙が揃ってお亡くなりになられたドイツ人のノーベル賞作家であるギュンター・グラス氏について述べていました。しかも、氏の代表作である「ブリキの太鼓」と自伝である「玉ねぎの皮をむきながら」を取り上げている点でも共通しています。しかし、その取り上げ方はそれぞれで、興味深く読みました。 朝日「天声…

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「実学か、教養か」・・・3月12日朝日新聞「経済気象台」に思う

朝日新聞の金融面に「経済気象台」というコラムがあります。社外の方がペンネームを用いて執筆しているコーナーで、比較的読みやすく天声人語とともに欠かさず読んでいます。 およそ1か月前のそれは、法科大学院が淘汰されつつある現状から、大学も「経営品質」が問われる時代になった、と切り出しています。その中で、特に教育の「能力」と「中身」が問わ…

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船戸与一さん 「満州国演義 第9巻 残夢の骸」

2007年4月に第1巻が刊行されてからほぼ10年をかけた大河小説が完結しました。「残夢の骸」とのサブタイトルが冠せられた船戸与一さんの「満州国演義」第9巻を読み終えました。 第1巻の冒頭、慶応4年8月の官軍による会津攻めの場面で幕が開いたこの小説は、昭和21年5月、敷島四郎が広島の地に立つ場面で幕を下ろします。昭和を描いたこの物語…

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映画 「風に立つライオン」

映画館に行ったのは本当に久しぶりです。最後に観た映画のタイトルさえも記憶の彼方です。そんな僕がさだまさしさんの名曲「風に立つライオン」をベースに彼自身が描いた小説を原作とする映画を観て来ました。 小説を原作とする映画がそのイメージとは大きく異なることはよくあることです。しかし、小説のアフリカ編を切り取った形で製作されたこの映画は、…

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卒業・・・・3月9日日経新聞「春秋」

 「一人歩きを始める/今日は君の卒業式」。そんなふうに始まるさだまさしさんの歌がある、と3月9日付日経新聞コラム「春秋」が書き出しています。 「つゆのあとさき」という題名を冠せられたこの歌については、昨年7月にも京都新聞コラム「凡語」にも取り上げられ、古都の梅雨のあとさきを象徴するのは祇園祭だという視点から述べられていました。翻っ…

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吉田レイソルのしたたかさ~ACL開幕の結果に思う

今年もJリーグの開幕に先駆けて、ACLの戦いが始まりました。この4、5年の惨敗とも言うべき結果や代表レベルでのW杯及び先のアジアカップでの敗退を受けて、クラブチームがどのように戦うか注目していました。 しかも、今回の大会に臨むのは、レッズ、ガンバ、アントラーズ、そしてレイソルといずれもJの優勝経験のあるクラブで、ある意味勝ち方を知って…

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梅の便り・・・朝刊コラムから

我が家の紅梅が三分咲きです。桃色の花びらをつける枝垂れ梅も後を追うように、ちらほらと、ほころび始めています。微かな春の訪れを感じさせる季節になって来ました。 梅の開花については、新聞のコラムでも取り上げられています。 たとえば、1月29日の長崎新聞「水や空」は、歳時記には「春告草」に加え「花の兄」との呼称もあるとして、今でこそ花…

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戸塚啓さん「惨敗の理由」

「日本人の日常に馴染んだ言葉に、『気をつけて』というものがある。外出する子どもに、『気をつけていってらっしゃい』とか『車に気をつけて』と声をかける親は多い。ホテルや旅館の従業員も、かなりの確率で『お気をつけて』と宿泊客を送り出す。(中略)外国のホテルでフロントにルームキーを預け、『良い一日を』と声をかけられた僕は、どこへ行こう、何に乗ろ…

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やるせない思いで・・・・2月2日の朝刊コラムから

国家とは・・・、宗教とは・・・、そして命とは・・・。暦をめくって2月の声を聞いた途端に悲報が飛び込んできました。あの事件が報道されてから、国家や宗教や生命について日本中、いや世界中の人々が考えたはずです。 領土、国民、主権あるいは権力によって構成されるものが国家であると、学生時代に学びました。その概念とは明らかに違う、およそ国家と…

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さだまさしさん コンサートツアー「第二楽章」千秋楽

昨年4月、サントリーホールで新日本フィルを従えて行ったシンフォニックコンサート以来のさだまさしさんのコンサートに行って来ました。アルバム「第二楽章」に基づくコンサートツアーで、武道館での迎える千秋楽です。 これまでの活動をリセット、つまり初期化するというテーマでの今回のコンサートツアーは、趣きを異にするものでした。冒頭、休憩を入れ…

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絶妙な采配・・・日本代表 盤石な勝利でベスト8進出

これほど安定したゲーム運びをする日本代表を見るのは初めてかもしれません。勝っているといっても、相手のラフなプレーや時おり不可解に思えるレフリーの笛の要素も絡まり、どこか危ういところがあったのが、これまでのアジアの中での戦いでした。 ヨルダンを下したゲームも2戦目で4ゴールを上げたダルドゥール選手に何もさせず、途中交代に追いやり、と…

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序盤のアジアカップを考える

4年に一度のアジアカップが開幕して、グループリーグ12試合が終わりました。既に開催国オーストラリアや韓国、そして予想に反して中国の3ヵ国が2試合を消化した時点で決勝トーナメント進出を決めています。 また、ここまでの12試合の内、4点以上のゲームが5試合もあり、二極化が顕著であるというよりも寧ろ大味なゲームが多いような印象があります…

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内田選手と三村祐輔さん 「淡々黙々~内田篤人、ワールドカップ完全戦記」

監督の八百長問題が降りかかり、僕たちもどこかモヤモヤした気分で、間もなくアジアカップが開幕します。そのプレースタイルと肩肘張らないスタンスが僕にとってお気に入りの右サイドバック内田選手は、痛めていた右足に治療に専念するために代表を辞退しました。今後のことを考えると賢明な判断をしたと思いますが、彼のいない日本代表はやはり寂しく感じます。 …

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今年も読書について考える・・・出版社の元日新聞広告から

朝日新聞の従軍慰安婦報道問題以来、僕も新聞報道に対する信頼は揺らいでしまいました。以前ほど丹念に記事を読もうとする意欲が減退してしまったことは否定しようがありません。 しかし、お正月の新聞各紙に掲載される出版社の広告は、気が利いたキャッチコピーとともに考えさせられる短文にハッとさせられます。今年も元日の朝刊に掲載されたそれらは、味…

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便利さへの抵抗・・・年賀状を万年筆で書く

今年も余すところあと2日。今日は来年の年賀状を投函してきました。年賀状といえば、頂くのはうれしいのですが、いざ自分で書くとなると何やら面倒な気がするのも事実です。 それでも、最近では、パソコンの普及で本文はもちろんのこと、宛名までも入力さえすれば綺麗に自宅で印刷できてしまいます。僕も昨年までは、その便利さの恩恵にあずかり多忙な仕事…

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矢野大輔さん「通訳日記」・・・ザックジャパン1397日の記録

ザッケローニ監督の通訳を務めた矢野大輔さんの日記をまとめた「通訳日記」を読み終えました。その内容の深さにメモを取り、じっくりと読み上げたと表現するのがふさわしいかもしれません。史上最高とも称された日本代表の14年ブラジルW杯は大きな失望を僕たちにもたらしました。その検証らしいものが協会からなされない今、本書は代表の裏側で何があったかを知…

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伊東潤さん「池田屋乱刃」

このところ、精力的に作品を発表し続けている伊東潤さんが、今度は幕末という時代にスポットを当て、しかも有名な池田屋事件に絞ってこれに遭遇した人物を描き出しました。五人の志士たちを小説現代に連作長編として掲載された本書は、重厚感を感じるというよりは寧ろ、ライトな感覚で一気に読み終えることのできるものです。今年は著者の数編の小説を読みましたが…

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師走の選挙に思う・・・小選挙区制度でいいのでしょうか

明後日、師走の総選挙の投開票が行われます。新聞各社の予想は、概ね自民党300議席に迫る勢いがあり、与党が3分の2を占めるとの衝撃的な観測も出されています。 一体全体、このままでいいのでしょうか。3分の2を超えると、集団的自衛権行使の解釈改憲どころか、憲法改正まで可能になってしまいます。有権者の皆さんは、自民党と安倍首相にこれだけの…

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葉室麟さん 「緋の天空」

歴史小説といえば、群雄割拠する戦国時代や尊王攘夷論を中心に社会が沸騰する幕末を時代背景とするものが圧倒的に多いでしょう。それは、吉川英治さんや山岡宗八さん、司馬遼太郎さんの小説をみても明らかです。もちろん、僕もこれら大家と称される小説家の作品に感化された面は否めません。 異色と思われたのが飛鳥、奈良時代にスポットを当てた黒岩重吾さ…

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フレディもしくは三教街-ロシア租界にて~ 佐田喜代子さん「永き旋律」からの驚き

さだまさしさんがグレープ時代の1975年に発表したアルバム「コミュニケーション」に収録された曲の中に、「フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-」というものがあります。このアルバムには、彼らグレープを一躍メジャーなものにした「精霊流し」や「無縁坂」も収録されていて、発表当初はこの「フレディもしくは三教街」はあまり注目されていなかったよう…

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倭は 国のまほろば

「倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるはし」 倭建命が詠んだとして古事記の歌謡に示されているように、奈良は国のまほろば、ふるさととされています。これまで僕は、飛鳥時代や天平白鳳時代の仏教的な建造物や仏像にどうしても目を奪われ、同じ所を繰り返し訪れてばかりでした。 さて、先ごろ奈良を訪れたのは、何と言っ…

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第66回正倉院展の鑑賞

昨12日、今年の正倉院展が幕を閉じました。そして、僕自身は初めてその正倉院展を訪れることができました。 何よりも本年2月、正倉院建物の修理工事現場見学会に当選し、瓦の葺き替えや校倉造りの外壁を目の前で見ることができ、1300年もの長い間、宝物を保管し現代に伝える、いわば器としての建物に圧倒されたものでした。 さて、京…

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美しさに打たれる・・・・・日本国宝展開幕

正倉院所蔵の宝物を東京で観覧することができる幸福感。背面に東大寺との刻銘された楓蘇芳染めの螺鈿の琵琶。思わずため息が出るような、言葉では言い表せない美しさに打たれました。 また、明治時代に東大寺大仏殿から発見された鎮壇具で、2010年に調査の結果、「国家珍宝帳」に記された宝物で除物とされ行方不明となっている「陽宝の剣」、「陰宝の剣…

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U19日本代表 望みをつなぐ・・・韓国代表を破る

代表の季節となった今年の秋。A代表は新監督の下で、フレンドリーマッチを行いつつチーム作りを進めていますが、若い世代別代表はアジアの戦いに挑んでいます。 先陣を切ったU16代表は来年の世界大会の出場権を逃し、アジア大会連覇を狙って臨んだU21代表はベスト8で散りました。日本の前に立ちはだかったのは、いずれも韓国代表で、最近とみにユー…

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あらためて日本代表のブラジルW杯を振り返る

各年代の日本代表のアジアでの戦いの9月が終わりました。宿敵韓国の厚い壁に阻まれ、それぞれの世代の代表が次のステージに進むことができませんでした。 来年行われる「FIFA U-17 World Cup 2015 Chile」大会への出場をかけたAFC U-16選手権準々決勝は、若き日本代表がキックオフ直後からボールを支配し、韓国を圧…

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さだまさしさん 「ラストレター」

さだまさしさんの小説、最新刊は週刊朝日に連載されたものを加筆修正した「ラストレター」です。僕たちの年代であるならば、誰もがわかる文化放送の深夜放送セイヤングをモデルとした物語です。平易な文章と自分自身の生きた青春時代を重ね合わせることで一気に読んでしまいました。 コンサートトークで彼が取り上げる、知る人ぞ知るおなじみのテーマが、文…

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秦郁彦氏 「慰安婦と戦場の性」・・・朝日新聞慰安婦報道を考える

僕たちは、いったい何を信じればいいのでしょうか。さまざまな媒体を通じて氾濫する情報の中に否応なしに身を置かざるを得ない現代社会の中で、論調の違いはあっても新聞は事実を伝えるものだと思っていました。 8月5日付の朝日新聞の特集「慰安婦問題 どう 伝えたか」の記事を読んで、愕然としました。クォリティペーパーとは、所詮この程度のものでい…

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横浜DeNeベイスターズの正念場・・・けれども望外の幸せ

残り30試合を切って、勝率4割7分8厘の4位、打率2割5分9厘、そして防御率3.95、これらの数字いずれもリーグ4位です。しかも、試合数を多く残している関係からですが、ジャイアンツのマジック対象です。 4月当初、これほどの健闘をするとはだれが想像したでしょうか。5月以降毎月勝ち越し、ローテーション投手が確実にゲームを作り、負けゲー…

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東大寺森本公誠長老のことば・・・「私の履歴書」連載終わる

この一カ月、興味深く読ませていただいた東大寺森本公誠長老による日経新聞朝刊「私の履歴書」の連載が終わりました。毎日、読んでは切り取って保存していたものを改めて読み返してみると、心にしみる言葉が数多くあります。 特に最終となった30回目は、昨年4月東大寺総合文化センター総長を退任した後、翻訳を始めたイスラム帝国時代の逸話集からの言葉…

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